生命保険おすすめランキング > 生命保険の選び方 > 生命保険を知ろう「老後資金作りに終身保険を活用」
終身保険は一生涯の渡り保障のある掛け捨てでない保険です。
一般には、残された遺族への生活保障を行います。
終身保険は、保障に重点を置く定期保険とは異なり、60歳あるいは65歳ぐらいの保険料の払込期間を過ぎるとかなりの額(払込保険料の総額前後)解約返戻金があり、老後資金作りとしても活用できます。
老後資金作りは、個人年金保険や養老保険があります。
個人年金保険や養老保険は、一時金や年金の支払いに期限が決まっています。
終身保険による老後資金作りは、資金が必要なときまでは資金を増やしていき、必要な時点で解約してその解約返戻金を資金にできる自由度があります。
残されて遺族の生活資金は、子育てなどの若いうちは高額になります。
このため、終身保険だけでなく、定期保険と組合せて、比較的安い保険料で手厚い保障をつけます。
この時期をすぎると必要な生活資金は、だんだんと少なくなっていきます。
このため、終身保険を自分のために使うことも可能になります。
前の記事“生命保険を知ろう「終身保険と定期付終身保険」”で取り上げた東京海上日動あんしん生命の終身保険(無配当)を例に取ると以下のようになります。
以下の保障内容を取り上げます。
この保障内容で30歳男性が加入する場合は、以下になります。
終身保険は、保険料の払込期間を超えると払込済み保険料の総額に近くなり、その後は保険料の払込は必要なくなりますが解約返戻金は増えていき、70歳での返戻率は約105%になります。
必要としない期間はそのまま増やしていき、必要になったら解約して解約返戻金を受け取れます。
保険料払込期間の満了後に解約して解約返戻金や配当金(上で取り上げた例は保険料をおさえた無配当)を基にして色々な老後のプラン作りができます。
解約しないで死亡保障を継続するケースです。
保険金の一部だけを継続して、一部を一時金で受取ることもできます。
終身保険を解約して解約返戻金や積立配当金を受取ることができます。
全額の解約も一部の解約も可能で、まとまった資金作りができます。
解約返戻金や積立配当金を使って一時払い個人年金保険に加入して、年金を受け取ることができます。
長生きしたら年金で老後生活に備えることができます。
解約返戻金や積立配当金を使って医療保険や介護保険に加入できます。
終身保険に医療保険を特約でつけていることが多いと思いますが、医療の特約は保険料の払込期間までのケースが多くあり高齢になり医療保険がなくなると困ります。
このコースは、老後の資金作りよりも医療や介護に備えたい人に向いています。