生命保険おすすめランキング > よくあるご質問 > 生命保険会社が破綻(倒産)したらどうなるの?
生命保険に加入し、何千万という保険金が受け取れるというけれど、そもそも保険会社が倒産したらこの保険金誰が払うの?なくなるの?と一度は不安になられた方も多いと思います。
今回は生命保険会社が破綻した場合、契約はどうなるのかについてご紹介します。
もし加入している保険会社が破綻してしまった場合は、「生命保険契約者保護機構」という生命保険会社を保護する機構があり、この機構が契約を保護してくれることとなります。
つまり、生命保険会社も保険に入っているということです。
生命保険はその性質上、年齢や健康状態によっては契約していた破会社と同じ条件で新たに生命保険に加入することが難しくなることもあるため、生命保険会社が破綻した場合には、保護機構が資金援助などの支援を行い、加入している契約の継続を図ることになっています。
加入時の条件のまま契約が継続されるわけではなく、諸々の条件が変わってしまいます。
生命保険が保険金を支払うためや将来の満期金の支払いをするために準備している責任準備金などの削減に加えて、保険契約を安全に維持するために、契約条件の基礎率(予定利率、予定死亡率、予定事業費率など)の変更が行われる可能性があります。
これに伴い、保険金額・年金額などが減少することがあり、結果的に損をすることになります。
これにあわせて、通常の解約控除とは別に、一定期間特別な解約控除を行う、早期解約控除制度が設けられる可能性もあります。
このように、生命保険契約者保護機構が自分の契約を保護してくれるので、契約がなくなることはないということは事実です。
しかし、実際には保険金が削減されてしまったり、将来受け取れるはずの満期金や年金が削減されることとなります。
払う保険料は同じであるにも関わらずです。
経営に絶対はないので非常に難しい判断にはなりますが、ソルベンシー•マージン比率(保険会社の健全性を示す指標)などを参考に、少しでも健全経営をしている会社から加入する方が安全と言えるでしょう。