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iDeCoやNISAで資金作り「投資信託」

OK・車・女性
  
5年から10年ぐらい前までは、もしものときの備えと資金作りを保険で対処できました。
特に、2012年末に発足した安倍政権のアベノミクスから景気は拡大したと言われていますが、金利は急激に下がり、2016年2月16日からマイナス金利になりました。
世界的に見れば、年内には予想される米国中央銀行に相当するFRB(連邦準備制度理事会)が金利をアップし、ECB(欧州中央銀行)も金融暖和策の出口を探り金利のゆるやかな上昇が予想されます。
しかし、日本は1000兆円を超える借金のある財政事情などから、当面の金利上昇は見込まれません。
このため、生活上の大きなリスクは保険で、お金を増やすにはほかの方法を探る必要のある時代になりました。

 

生活リスクへは保険で備え

以下の生活リスクには、保険で備える必要があります。

  • 病気やケガの備えには医療保険
  • 病気やケガで働けなくなったときには就業不能保険
  • 死亡に備えて夫婦あるいは単独で死亡保険(定期保険)など

 

資金形成には「iDeCo」や「つみたてNISA」

資金形成には、いくつかの方法があります。

  • 貯金(定期預金)は利息が低く時間をかけてもたまらない
  • 株式やFX投資はリスクが大きすぎる
  • 期待できるのはリスクが比較的低くリターンもある投資信託など

 

時間はかかりますが、今期待できる資金形成法として前回「つみたてNISA」を紹介しました。
今回、投資信託でどのくらいのリターンが期待できるかを紹介します。

 

投資信託

投資信託は、専門家である投資信託委託会社(ファンド)が株式や公社債などに分散投資して、収益を投資家に分配する仕組みです。
投資対象により、以下に分類されます。

  • 株式を組み入れることができる株式投資信託(株式以外もすべて対象)
  • 株式を組み込めなく国債、地方債、社債などで運用する公社債投資信託
  • 賃貸ビル等の不動産で運用する不動産投資信託

 

社債の利率も低いことから(海外債券は別)、株式投資信託や不動産投資信託(J-REIT)が注目されます。

株式投資信託には、以下の種類があります。

  • 国内株ファンド
  • 海外株ファンド
  • 債券型ファンド
  • バランス型ファンド
  • 派生商品型投資信託など

 

バランス型ファンドは株式投資信託の色々な投資対象をひとつにまとめてファンドに運用すべてを任せる方式で、手間がかからずに低リスクで始めやすいのですが、手数料が相対的にですが高くなります。

 

バランス型ファンドのリターン

バランス型ファンドは値動きの傾向が異なる複数の対象に分散投資するファンドで、リスクを抑えてリターンの向上を目指します。
バランス型ファンドの1年間の上位のリターンは、以下のようになっています(日経新聞の記事)。

()内は、運用会社の略称です。

  • 米国ツイン・スターズファンド−予想分配金提示型—Aコース8.6%(明治安田)
  • GCIエンダウントメントファンド(成長型)8.3%(GCI)
  • 日興ブラックロック・ハイ・クオリティ・アロケーションファンド7.9%(三井住友)
  • フィデリティ・コア・インカム・ファンド(毎月決算型)7.4%(フィデリティ)
  • JPMベスト・インカム(毎月決算型)7.4%(JPモルガン)
  • アイストーリー分配型(年6回)Aコース7.3%(野村)

 

従業員が運用する確定拠出年金(DC)のリターン

確定拠出年金(DC)の2017年3月末までの運用利回りは、年率換算ベースで2年ぶりに2.76%に上昇したそうです(格付投資情報センター)。
アベノミクスが始まった、2013〜2014年度の3〜4%には達しませんが収益に安定感が出てきているようです。

  • 確定拠出年金(DC)加入者全体の97.3%の運用はプラス
  • しかし、利回り0〜1%未満が最多の41%
  • 1〜2%未満が33.7%
  • 2〜3%未満が9%
  • 3〜4%未満が10%
  • 10%以上が3.6%

 

低リスクのバランス型ファンドで2〜3%のリターンが期待でき、iDeCoやNISAで時間をかけて積み立てると大きな資金形成に役立ちます。