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人生100歳時代の備え「公的年金受給」

元気なシニア
 

女性の2人に1人、男性の4人に1人が90歳まで生きる時代になりました。
2045年には、平均寿命が100歳になると予想されます。
現在(2017年)40〜50歳代の方の多くは、人生100歳の時代を迎えます。

 

平均寿命が延びることは望ましいことですが、その分の生活資金が必要になり「長生きリスク」が懸念されます。
人生100歳時代に備える方法として以下を紹介してきました。

 

長生きに備えるには働き続けることが基本

若い人たちと同じ仕事をフルタイムで働き続けるのも過酷とも言えますが、働かない選択肢も、お金を考えなくてもゆとりのある生活を送るのは困難があります。
その例として、毎日家にいると健康や配偶者ストレスなどの問題が発生します。
また、趣味や旅行などで毎日を過ごすことも、多くの方には資金の面などから困難があります。

働くことも含めた、バランスの良い生活が望まれます。
年齢とともに、仕事内容の見直しや働く日数を減らしていくなどに配慮して、働き続けることが長生きリスクへの備えになります。

 

公的年金受給方法

60歳あるいは65歳で退職すると、年金が頼りになります。
年金受給については、以下の2つからの選択になります(年金の繰り上げ受給の方法もありますが、人生100歳の備えから省略しました)。

  • 65歳から年金を受給
  • 70歳からに繰下げ受給

 

年金受給を70歳からの繰下げ受給にすると年金受給額が42%アップします。
夫婦で70歳の繰下げ受給にできると、現時点の平均年金受給額(専業主婦家庭)22万円(月額)が31万円になり、高齢者のゆとりのある生活資金と言われる32万円に近づき、ほぼ年金で生活できます(介護費や冠婚葬祭費などの臨時出費は別途準備が必要)。

現在40〜50歳代の方(あるいはもっと若い方)については、医療費などのアップや社会保険料のアップによる年金受給額のダウンが予想され現時点での平均年金受給額(専業主婦家庭)22万円(月額)は、減額になる可能性が高まります(専業主婦家庭)。

 

年金を受給しながら定年後(65歳から)の働き方

年金を受給しながら定年後(65歳から)も働き続けるには、年金の面から2つになります。

  • 厚生年金に加入しながら働く
  • 厚生年金に加入しないで働く

 

厚生年金への加入条件

2016年10月以降の厚生年金への加入条件は、以下になっています。

  • 労働時間が週20時間以上(1日8時間勤務で週2.5日)
  • 賃金が月額8.8万円以上など

 

多くの方は、この条件により65歳以降も70歳まで厚生年金に加入することになります。

 

厚生年金の減額

退職後も働き続けると年金(在職老齢年金)と月収が以下の額を超えるとその超過分の2分の1減額されます。

  • 65歳未満は28万円
  • 65歳以上は46万円

 

減額された分は、70歳になっても戻りません。
厚生年金に加入しないで働き続ければ厚生年金を全額受け取れます。

 

厚生年金の減額無しに働き続ける

厚生年金の減額無しに働き続けるには、以下の方法があります。

  • 65歳以降の場合、年金と月額収入を46万円に抑える(月収30万円ぐらい)
  • 厚生年金に加入しないで働き続ける

 

企業等に勤めていて厚生年金に加入しないのは、上に記載した条件によりかなり大変です(働く日数を減らすか給与を減らす)。
これを避けるには、クラウドワーカーのように組織に入らずに働く方法がありますが、社会保険に加入できないデメリットもあります。

 

厚生年金に加入して働き続けるメリット

厚生年金に加入して働き続けると年金が減額される可能性がありますが、メリットもあります。

  • 将来受け取る年金額がアップ(報酬比例部分は加入月数で決まる)
  • 遺族年金や障害年金の対象になる
  • 健康保険料が国民傾向保険料よりも安くなる

 

70歳まで年金がなくても生活していける方は年金を繰下げ受給にして、さらに年金額を増やす方法があります。
年金の繰下げ受給に悩む方で、厚生年金(社会保険)に加入できれば年金が減額になる可能性がありますが、保障の手厚い厚生年金に加入しながら働くことをオススメします。